クランクインより引用
『今際の国のアリス』キャラクターアート(C) 麻生羽呂・小学館/ROBOT

作品解説

監督 佐藤信介
脚本 渡部辰城 倉光泰子 佐藤信介
原作 今際の国のアリス:麻生羽呂
公開 2020年12月10日
全8話

あらすじ

絶望のゲーム、「かくれんぼ」をクリアし仲間を失い失意に倒れたままの有栖の元に「おにごっこ」で一緒にプレイヤーとして参加した宇佐木が偶然通りかかる。息も絶え絶えな有栖に宇佐木は生きたい?と問う。しかし有栖は「俺も…死ぬ…」と言うと宇佐木はその場を後にする。
しかし気絶し目を覚ました有栖は宇佐木に助けられていた。宇佐木曰く、身体が生きたがっていると。有栖は仲間を犠牲にして生き残った事から立ち直れずにいた…

キャスト

  • 有栖良平 山﨑賢人
  • 宇佐木柚葉 土屋太鳳
  • 苣屋駿太郎 村上虹郎
  • 勢川張太 森永悠希
  • 苅部大吉 町田啓太
  • 紫吹小織  水崎綾女
  • 粟国杜園 青柳翔

感想 解説 見どころ

前回の記事はこちら!↓

宇佐木というキャラ。その過去。

今回からしっかり仲間になるキャラクター宇佐木。生きる希望を失っていた有栖を救ってくれたキャラですね。

前々回に有栖と苅部が参加したおにごっこで一緒になった女性です。

身体能力が高くサバイバル知識もある様子です。

彼女の父は登山家でエベレスト新規ルートの単独無酸素登頂を果たすぐらいの凄腕。
宇佐木自身も父と一緒に山を登っていたため身体能力やサバイバル能力が身についていたんですね。

しかし宇佐木の父がエベレスト新規ルート単独無酸素登頂で不正を働いたのではないか、と週刊誌やマスコミが押し寄せてきました。そんな中、宇佐木の父は「山はありのままの俺を受け入れてくれる」という言葉を残し山へと消え、帰ってくる事はありませんでした。

原作では明確に首つり自殺という形でしっかり自殺が強調されていましたが、ドラマ版では濁した表現になっていますね。自殺だったのかより厳しい山を攻略しにいったのか…

宇佐木は死にかけていた有栖を見て一度は見捨てて去っていきますが、結局助けている所を見ると優しい人物なんでしょう。

今回のドラマ版では生きる意味を完全に失っていたように見えた有栖。原作では仲間は死に自分だけが生き残ってしまった事に後悔し自分も死ねば良かったと言いますが、やっぱり仲間の仇を打つ為にも生きたいと強い意志を示し、大切な人を失って一人になってしまった辛さを知っている宇佐木は有栖を助けたというくだりがあったのですが今回はないみたいですね。

今度のゲームは難易度♣の4 ディスタンス、♣のゲームだが内容は…?

有栖と宇佐木の2人はついにまたビザを得るためゲームに参加する事に。

会場は高速道路内にあるトンネルが舞台。
スタート地点はトンネルの入り口付近に停まっているグラフティな落書きだらけのバスの中。

そこにはセイザン、ヤマネ、足を怪我したタクマの三人組が先にエントリーしていた様子。
この三人は今際の国に入国してから一緒になったグループらしい。

ゲームクリアの条件は制限時間以内に無事にゴールへ辿り着く事。

♣のゲームは基本的にバランス型でチームワークが重要だったりするはずだが…
少しフィジカル的なゲーム内容?

タクマは自身の足のケガの為、他のセイザンとヤマネの二人に自分はほっといてお前らだけでクリアしろと言い、バスに残る選択をしました。
セイザンもヤマネも最初は躊躇しましたが、タクマの決意を見てトンネルの奥に向かいます。

有栖と宇佐木も2人に続きゴールがあるであろうトンネルの奥を目指します。

丁度距離が5kmを超えたあたりからなにか様子がおかしい。
補給所と書いた看板の前には飲み水が入っていると思われるタンブラーが。
しかし毒かもしれないため手を付けない4人。宇佐木は自前の水筒の水を飲み有栖にも飲ませる。
有栖はその水を他の2人にも分け与え宇佐木はため息をつくことに。

まさかの試練!これ♠のゲームじゃね?

ゴールへ向かって再度走り出した4人、距離6kmを過ぎたあたりから辺りが暗くなり、何かの足音が…

なんとまさかの豹が出現!

プレイヤー達に襲い掛かります!
もの凄い勢いで襲い掛かってきますが宇佐木の機転とセイザンの身を挺した犠牲により、この試練をクリアします。
ここの豹のCGが凄いリアルです。
やっぱりネットフリックスオリジナルは金かかってんなー…

毎回映画並みのクオリティで関心しますね。
日本のドラマが週刊アニメだとしたら、ネットフリックスオリジナルはOVAくらいのクオリティの差がある…

また有栖の洞察力発揮!タクマを救う為賭けに出る!

8kmを過ぎたあたりで、軽トラに積まれたバイクを発見。どうやらディーゼルエンジンで動くバイクらしい。有栖が電子回路を使っていないものなら動くという事を思い出し、あるアイデアをひらめきます。

バイクにはディーゼル燃料の軽油が入っていますが、バッテリーが切れている為動かせない。

しかし開始位置にあったバスはセルが回ったので燃料さえあれば走る事が可能。
有栖と宇佐木、ヤマネは二手に分かれ有栖はバスに一人残されたタクマを救う為、バイクを手で押して入り口へと向かいます。

8kmも走った後によくバイクを手押しで戻れたな…
何気にニートなのに体力半端ないっすね笑

一方トンネルの奥のゴールを目指した二人は…

有栖と別れ先を目指した宇佐木とヤマネ。トンネルの一番奥は鉄板で封鎖されていました。
ゴールにたどり着いたと安堵していた所、壁の向こうから不穏な音が…

なんと鉄板からナットが飛び出し水が噴き出してきました!
一気に鉄板の壁を壊し宇佐木達を襲います!

ヤマネはそこで逃げますがついに水に飲まれ死亡、宇佐木は懸命に走ります。

ついにバスで駆け付けた有栖と合流し、間一髪、危機を逃れます。
そしてついにゲームクリアのアナウンス。

本当のゴールはトンネルの奥ではなく、スタート地点のバスの中でした。
スマホに表示された距離はゴールまでの距離(ディスタンス)。
初期表示は0だった為動く必要はありませんでした。

バスを降りて外観を見るとそこにはグラフィックアートの中にGOALの文字が。

仲間を失い一人生き残ったタクマは有栖たちとは別方向へ向かい、いつか生きていたらまた会いましょうと言葉を残しどこかへ向かっていきます…

宇佐木と共に「ビーチ」へ

そしてゲームを終え、最後のシーン、有栖は宇佐木にビーチの存在を教えます。
もしかしたらそこに居なくなった人がいるかもしれない。
答えが見つかるかもしれないと話し、ビーチを探しに行くところで第四話は終わります。

原作との違いについて

今回は大胆に原作と違う時間軸、キャラクターで作られたエピソードですね。

今回のゲーム、ディスタンスは原作では第八巻くらいでのエピソードで、特別編という形でヤマネが主人公として話が展開されます。なので有栖や宇佐木などのメインキャラが一切登場しないゲームです。前回までが第三巻までの内容だったので急に試練が飛びましたね。

キャラクターの造形も異なり、原作ではヤマネは元ヤクザ、他の参加者とは面識なし。
消息不明の恋人と再び会う為に絶対に生き残るという覚悟を持ったキャラでした。

またゲームにおける障害も異なっており、一つ目は豹が出るのは同じですが、二つ目は腰くらいまで水が上がりワニに襲われる、三つ目は極寒の中を進む、四つ目は爆風と実写版より殺しにかかってますね。
ヤマネはトンネルの奥の壁までたどり着きましたが、そこでゴールまであと10kmとの表示を見て自分がゴールから遠ざかっていた事に気づき、失意の中爆風によって焼かれ死にます。

原作通りの試練なら有栖が参加していたら死んでいたかもしれませんね…
逆走とか絶対無理だし…

原作では足を怪我した参加者に最後まで寄り添いバスに残った女性とその男だけが生き残るという結末でした。

最後に

今回は大胆に原作とは異なる展開に改変した回でしたね。
ゲーム自体は原作にあるものですが、参加者を変えるという構成でした。

なのでこの先どんな展開が待っているか原作をすでに読み終えている私でも予想がつかなくなってきました。

もし叶うのならば原作とは違った展開を続けて欲しいですね。
もちろん結末もドラマオリジナルのものがいい!

原作はこちらからどうぞ!↓

第五話の記事はこちら!↓