Yahoo映画より引用

作品解説

監督 ドリュー・ゴダード
脚本 ドリュー・ゴダード ジョス・ウィードン
公開 2013年3月9日
上映時間 95分

あらすじ

森の別荘へとやって来たデイナ(クリステン・コノリー)やカート(クリス・ヘムズワース)ら大学生の男女5人。彼らが身の毛もよだつような内容のつづられた古いノートを地下室で発見し、呪文を唱えてしまったことから、何者かが目を覚ましてしまう。一方、彼らの知らないところではその一部始終が監視され、コントロールされていたのだった。そして、何も知らない彼らに魔の手が忍び寄り……

シネマトゥデイより引用

キャスト

  • デイナ・ポーク クリステン・コノリー
  • カート・ヴォーン クリス・ヘムズワース
  • ジュールズ・ローデン アンナ・ハッチソン
  • マーティ・ミカルスキ フラン・クランツ (CV:桜塚やっくん!)
  • ホールデン・マクレア ジェシー・ウィリアムズ
  • ゲイリー・シッターソン リチャード・ジェンキンス
  • スティーヴ・ハドリー  ブラッドリー・ウィットフォード
  • ラストの女性 シガニー・ウィーバー

感想 解説 見どころ

体調崩したりしてだいぶ長いことブログ更新できませんでしたが久しぶりにやっと書けるようになりました!最後に投稿したのが5月末なのでだいぶ久しぶりですね…

ほとんど見ている人もいないと思いますが継続は力なりなのでまた途切れないようにしっかり続けていきたいと思います!
そんな復帰戦一発目はなるべくソフトで書きやすくて内容的にも当ブログ向きなのでこれを選びました!早速感想と解説を書いていこうと思います。

まずこの映画はホラー映画なのか?

私がこの映画自体を知ったのはたまたま知人がNetflixか何かで見たと聞き、「まぁまぁだったけど後半意味がよく分からなかった」という感想を聞いた事でした。
その知人はことごとく面白くなさそうな映画を見て面白いと絶賛する人だったので逆に面白くなかったとか意味が分からなかったという映画は面白い可能性が高い為、見てみたくなり軽い気持ちで鑑賞しました。

序盤からなんとも既視感溢れる導入で始まる導入部までは普通のチープなホラー映画っぽかったのですが、ガソリンスタンドの謎の男や意味ありげな研究所でのシーンなど思ってたホラー映画っぽくない、いい意味で期待を裏切られる展開に期待が膨らみます。

どのシーンもなんとなく死霊のはらわた悪魔のいけにえ13日の金曜日っぽいオマージュがいっぱいでそういう楽しみ方をする映画かなと思いきやどうやらもっと奥深いテーマがあるというのがこの映画の一番の楽しみどころだったようです。

最初はひたすらオマージュ元を考察するのが楽しかったのですがこの映画の核心はそういうファンサービス的なものではなくむしろその逆、オマージュや古典通りの様式美をありがたがる映画好きや製作者を皮肉った内容でした。

様式美、お約束、リスペクト、オマージュどれも映画の魅力の本質から外れてしまっていないか?

ホラー映画ってどうしても古典リスペクトが強いジャンルだと思うんですよね。
映画って普遍的な感動などを鑑賞者に届ける手段じゃないですか。
自分が生まれる前の何十年前の古典映画でも当時の人達と同じようにワクワクしたり感動したり泣いたり笑ったりする事って映画に限らず娯楽作品の良いところだと思うんですよ。

その点ホラー映画というジャンルは常に新しいものもどんどん生み出されていますが未だに名作として語られるのは古い映画が多くて、元の元を辿っていくとこれが元祖みたいな事がよくありますね。
パニックホラーを紐解けば誰々のアレが元祖だとか密室系はこれとかゾンビ映画なら原点にして最高傑作のアレだとかスプラッタならアレだとか。
確かに今見ても非常に素晴らしい映画ですし、むしろ最近のどっかで見たようなばっかのB級ホラー映画や日本のアイドルが出てるような糞みたいなホラー映画に比べたらよっぽど面白いんです。

新作で話題になると言ったら名作ホラー映画の続編やリメイク、ナンバリングが多すぎて話がまとまらなくなっているシリーズなど。
他のジャンル以上に過去作品のお約束や様式美を脱しれてないものが多いと感じます。(他ジャンルでも最近リメイク多すぎる気がするけど)
俳優や女優を変えて設定を少しいじっただけの量産品が多いイメージ。
ただそれ自体がある程度受け入れられているのも現実です。

他ジャンルに比べてホラー映画は進化が少ない、変革が受け入れらずらい、そんな堅苦しいジャンルになっている気がします。
ただいくら過去の名作だろうともホラー映画という特性上、観客を怖がらせる事が根本なんですが流石に名作といわれるホラー映画では特殊効果がチープ過ぎだったり画質の問題、感情移入しずらい時代だったりとホラー映画本来の楽しみ方をするには無理がある気がします。
単純に映画として面白いものばかりなので十分鑑賞するに値するものですが、ホラー映画としては時代遅れかなと。

今作ではこんなホラー映画界に対する皮肉が効いた映画好きへのメッセージ性が高い作品ではないでしょうか?

それでは早速ネタバレを含めた解説を始めます。未視聴の方はご注意を

結局あの研究所では何をしていたの?主人公たちは何のための犠牲なのか?

実際に映画見てもらえばアホでもわかるんですが、若者5人が怪しい研究員たちによって仕組まれてホラー映画的展開に意図的に巻き込まされて殺され、古の神々に生贄として捧げられるっていうのがざっくりとしたあらすじです。

普通にトゥルーマンショー的に黒幕を突き止めてリベンジする的な展開でも十分面白かったと思いますがこの映画では一味違いましたね。

まず普通に見れば古き神=クトゥルフ神話のアレですね。研究者たちは古の神の目覚めを阻止する為残酷な方法を使い、若者たちの命によって古代神が目覚めないように定期的にこの惨劇を繰り返す超法規的機関なんでしょう。
失敗すれば地球が滅ぶほどの大事な仕事ですが、勤務中にふざけたりする余裕があるほど日常的で何度も繰り替えし行われていたような描写です。てかこの職場めっちゃ楽しそう。

またこのアメリカの支部以外にも日本などの他の支部でも同様の儀式が行われているようでした。
日本支部では貞子っぽいかなにかに対する女子小学生が対象者のようでした。国によって喜ばせる邪神の好みが違うのか?流石HENTAIの国…

この研究者たちは地球の滅亡を防ぐために超科学や国家権力以上の力を持って長年古の神の驚異から地球を守っていたのでしょう。

この古き神が目を覚まさないように生贄をささげる若者にはルールがあり、淫乱、戦士、愚者、賢者、処女が必要で、処女以外の贄が処女より先に死ぬ事が重要なルールでした。
古の神を鎮めるにはこのルールと人選が不可欠です。

しかし映画をよーく注意して観るとそれぞれの与えられた役割自体、研究者たちに操作されたものであるとわかります。

まず脳筋ジョッグのクリス・ヘムズワース演じるカートは劇中だと粗暴でスケベでスクールカースト上位のアメフト部感全開ですが、序盤の登場時には教科書を夏キャンに持ち込もうとしているガリ勉デイナに対してさりげなく、より面白いぞと別な文学書を進めるインテリぶりをのぞかせますし、愚者として役割を与えられたずっとラリってるフラン・クランツ演じるマーティー(CV桜塚やっくん)は優秀な医学部生、ガリ勉ナードキャラのジェシー・ウイリアムズ演じるホールデンは実は本当はジョッグである事が匂わされてたり、ビッチのジュールスはこのキャンプ前に急に金髪に染め異常にエロくなっていると普段とは違う事が示唆されています。

処女の役割を与えられたデイナも処女である事に対してほぼ処女と言っている所を見ると実は清純派の女の子ではなかったのかもしれませんね…

アホで貞操観念の薄い男女が惨劇に巻き込まれるというテンプレに沿わされている違和感。
大いなる力が働いている証拠でしょう。
怪しい研究所の職員が超科学を駆使してまでなぜいかにもなテンプレを守るのか。
それがこの作品の隠されたテーマでした。

古の大いなる神、邪神とはなんだったのか?物語の核心は?

地下に閉じ込められこの世界に終焉をもたらす大いなる古の神とはなんだったのか。
映画内で言えばそれこそクトルゥフ神話に出てくるような名状し難き混沌の神、邪神。
アザトースヨグ=ソトース的なものでしょうがおそらく今作の製作者たちが意図しているのは単純な舞台装置としてのそれらではなく、映画の視聴者、またはスポンサー、古参のホラーファンなどではないでしょうか。

前途のように映画ファン、特に昔からの映画ファンは少し伝統を重んじるような、様式美を求める傾向があります。またスポンサーや制作会社としても万人に受け売れるであろう作品を好みます。
研究所の職員たちは映画製作スタッフの比喩。

観客やスポンサー(古の神)達が喜ぶような展開(処女が生き残りビッチがすぐ死ぬ)など儀式を通じて神々を怒らせないよう慎重にルール(様式美やお約束)を守りつつ盛り上げます。

今作ではそれらの現状を盛大に皮肉った作品でしょう。
オチとしても大きな流れに逆らい世界は崩壊(映画は終了)。
B級パニックコメディホラーに見えますがとっても皮肉が効いた作品でした。

単純にオマージュや元ネタ探るだけでも十分面白いし、製作者の意図を知らなくても全然楽しめる良作です。
ある程度過去の名作ホラーなどに触れているとより楽しめるでしょうが、往年のホラー映画ファンではなくとも十分楽しめる名作だと思います。
私自身、新しい映画より過去の名作の方が好んで見る事が多いんですが、そんな視聴者ばかりになると巷には同じような作品が溢れかえってしまう危機感もあります。見る側にも作る側にも警鐘を鳴らす1度で2度美味しい名作でした。

ホラーの名作、過去作などあまり詳しくない方は是非ホラー映画好きの方と一緒に見るとより楽しめるかもしれませんね。

オマージュや元ネタなど

おまけとして自身が見つけたオマージュや元ネタのありそうなものを載せておきます。
スピルバーグ監督のレディ・プレイヤーワン的な楽しみ方もできそう。
こんな偉そうな記事書いてる癖に元ネタやオマージュ元はあんまり見つけられなかったです…

  • 地下室にある死者を蘇らせる本 死霊のはらわた
  • 殺人ピエロ(ペニーワイズ) IT
  • パズルを持つ顔にのこぎりの刃のような物が刺さった男性(ピンヘッド) ヘルレイザー
  • 双子の少女 シャイニング
  • 監視カメラに映る恐竜の足 ジュラシックパーク
  • 食人一家のゾンビ 悪魔のいけにえ
  • クリーチャーの収容施設 キューブ
  • エレベーター前の少女 ゲームF.E.A.R.のアルマ
  • 各支部の元ネタ 日本:リング? ブエノスアイレス:キングコング ストックホルム:未知との遭遇マドリード:ドラキュラ
  • ラストに現れる研究所上位職員と思われる女性 シガニー・ウィーバー:エイリアンのリプリー

ラストのモンスター大集合の所はもう元ネタが探しが大変過ぎるのでyoutubeなどでまとめた動画があるので面白いので見てみてください笑

それから、結構見た人の感想を見るとSCPも若干意識してたりしてるのかなーって思います。
ラストのモンスターパニックなんかは完全に入内な収容違反だし他のセクターがあったりするところもSCPっぽいですね。
商業化は難しいジャンルだから無理だと思うけどSCPを題材にした映画なんか作られたらいいな!
日本とアメリカがオカルト関連で政府レベルで協力するメンインブラック的な…
外国人が日本で日本の幽霊に対してアメリカンなやり方で立ち向かうホラー映画とかあったら教えてください。

個人的に気になったのは日本支部は今まで一度も失敗したことがないっていうセリフの意図が儀式を滞りなく行っている→毎回同じような駄作を作っているという解釈なのかジャパンホラーにハズレはないね!的な意味なのか気になる所です。

10歳の子供相手に失敗しやがってと日本支部に怒っている所を見ると前者っぽい気がするなー…
白石晃士監督辺りに日本版キャビン的な映画を作ってもらったら面白そうだなー
無理そうだな…

総評
ホラー好きじゃない人も好きな人も楽しめる良作です!
よくあるチープなB級ホラーと決めつけずにまずは見てみてください!
映画界の在り方に警鐘を鳴らす問題作!? 77点

現在体調的な問題で休職中ですが、なんとかこの数か月の遅れを取り戻す為にもしっかり更新していきたいのでよろしくお願いいたします!
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なお当記事は2020年1月8日の情報です。
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