作品解説

監督 三池崇史
脚本 
佐藤佐吉
公開 
2003年7月11日
上映時間
 129分

あらすじ

「殺し屋1」の三池崇史監督&脚本家・佐藤佐吉が再タッグを組み、極道の世界を舞台に描いた不条理ホラー。字廻組の構成員・南は、近頃奇妙な言動の目立つ兄貴分・尾崎を名古屋のヤクザ処分場へ連れて行くよう組長から命じられる。ところがその道中、南はうっかり尾崎を殺害。しかも、少し目を離した隙に尾崎の死体が消えてしまう。その時から、南の周囲で不可解な出来事が次々と起こりはじめ……。

映画.comより引用

キャスト

  •  曽根英樹
  • 尾崎 哀川翔
  • ??? 吉野きみ佳
  • 能勢 火野正平
  • マサ 冨田恵子
  • カズ 曽根晴美
  • 組長 石橋蓮司
  • 喫茶店のマスター 佐藤佐吉(脚本担当)
  • ゲスト出演木村進 間寛平 加藤雅也 小沢仁志 遠藤憲一 小沢和義 山口祥行 長門裕之 丹波哲郎

感想 解説 見どころ

最近当ブログでは狂四郎殺し屋1のようにニッチなジャンルのものしかあまり閲覧されてません笑
やはりメジャーなジャンルではライバルが多すぎて見てくれないかな…

なので今回は有名作品はあえて避け、カルト映画をご紹介しようと思います!
三池崇史っぽさが全開の怪作!極道恐怖大劇場牛頭!
タイトルからもう最高ですね。

映画版殺し屋1の三池崇史監督と脚本家佐藤佐吉さんがタッグを組んでいます!
殺し屋1の記事はこちら↓

同じく三池崇史監督の超カルト映画はこちら↓

コンセプトは「デビッド・リンチが任侠もの(Vシネ)を撮ったら」とふざけたものですが、まさにそんな感じ笑。
あらすじでは全然内容が伝わらないのでがっつりネタバレしていきます!
未視聴の方でもネタバレ読んだだけでは意味が分からないと思うので気にしなくて大丈夫です笑。

この記事を読んで興味を持ったら見てください笑。

哀川翔の熱演!「あれはヤクザだけを殺すように訓練されたヤクザ犬です…」ゲストも豪華すぎる面々!

ヤクザの会合に現れた哀川翔演じる尾崎、突然組長に耳打ちし、「外の犬、見ました…?」、張り詰めた表情の哀川翔に言われた組長は恐る恐る外の様子を見る。そこには可愛らしいチワワを連れた2人組のおばさん達。「あれはヤクザだけを殺すように訓練されたヤクザ犬に違いありません…」と真剣な表情。

石橋蓮司さん演じる組長はドン引き笑。「気をつけなくちゃなぁ…( ゚Д゚;)」
哀川翔演じる尾崎は止まらず「やられる前にやっとかねぇと!」と言って外に飛び出しチワワを奪い取って何度も地面に叩きつけ窓ガラスにぶん投げ血だらけに笑。

いきなりしょっぱなから頭がおかしいです笑。
ヤクザの会合からスタートするシーンから始まるのですが、まず場所が喫茶店です笑
実際脚本の佐藤佐吉さんが実際に見た事があったらしくあり得る話らしいです…
私ならビビってすぐ店を出ますね笑。

そして会合メンバーがかなり豪華です!
Vシネオールスターといった面々が出ていますね。
みんな若い!

今ではいろんなドラマや映画で活躍している遠藤憲一さんや強面俳優の代表的な小沢兄弟、山口祥行さんなどの有名面々がゲストとして出演しています!豪華すぎ!

魔都名古屋、このイカれた世界へようこそ。物語はより狂いだす。

このままでは自分の身も危険と感じた組長は、尾崎の舎弟、曽根英樹演じるに尾崎を名古屋にあるヤクザ処分場に連れていけと命令を下します。

ヤクザ処分場というパワーワード笑。
しかし後の展開に比べたらまだ意味がわかるだけましなほうです笑。

名古屋にあるヤクザ処分場へ向かう二人。また突然尾崎が「車を止めろ!あれはヤクザだけを殺すヤクザカーだ!」と言って強引に車を止めさせ後列車に向かいます。
乗っていたのは鼻血を垂らした普通のおばちゃん。

躊躇なくそのおばちゃんに発砲しようとする尾崎を南が止めに入るのですが、その拍子に尾崎は倒れ気絶してしまいます。

そこで組長から電話があり「あいつはイカれてるから間違いなく早くヤクザ処分場へ連れていけ!」と再度念を押されます。

気絶した尾崎を車に乗せてさらに名古屋へ向かう南、しかし名古屋に入ってしばらくすると急に道が無くなり目の前が川に!
急ブレーキをかけたため後部座席に乗っていた尾崎は頭を強く打ち死んじゃいました。
焦った南は組長に電話しようとするが圏外になっています。(名古屋クオリティ。この先も名古屋では携帯電話はずっと圏外)

名古屋は喫茶店も狂ってる?狂気に満ちた都、名古屋。

とりあえず電話をかけようと公衆電話を見つけた南。急にその電話が鳴りだすのですがトーンが狂ったベル音。不気味に思った南は電話にでず、そばにある喫茶店へと入ります。

喫茶店に入るとなぜか、金色のジャージを着た間寛平と銀色の服の木村進が笑。
木村進が延々と電話している為、南はとりあえずコーヒーを頼みます。

店のマスターはなぜかスケスケの服の中に黒いブラジャーを着ているのですが誰も突っ込みません笑。
しかも両脇にはなぜかオカマ…
ちなみにこのマスター役は本作の脚本家佐藤佐吉さんで、オカマは現地で見つけた本職のオカマさんだそうです笑。

そしてなぜか出てきたコーヒーに茶碗蒸し笑。
オカマによるとサービスとの事。名古屋にはコーヒーを頼むと茶碗蒸しがつくんですね。
恐る恐る食べた南は吐いてしまいます…。なにが入っているんだ…

ふと外を見ると車から尾崎の死体が消えています!
周りの人に聞いても見てないとの事。困った南は組長に電話しました。
間違いなく殺したならいなくなるわけないだろ!との事で地元のヤクザに協力してもらい尾崎を探すことに。(この時組長はオタマをケツにぶっ刺して愛人と情交中。そして喫茶店のマスターも絶頂してる笑。)

協力を仰ぐ城山組を探すがなかなか見つかりません。なぜか組長から教えられた住所はお寺でした。
困った南は交番の警察官に城山組について尋ねるが一向に辿り着けません。(なぜかこの警官は香港人)

ついに発見。名古屋人の味方を手に入れた南。

あてどなく城山組を探す南は、なぜか路上に落ちているによって車がパンク。
そこに火野正平が演じる能勢が現れ助けてくれます。

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しかしなぜか顔半分が白塗りのアシュラ男爵スタイル。
本人によると生まれつきらしいのですが、もろに塗装されてる感全開で映画が進むとぽろぽろ塗料が落ちたりします笑。

意味の分からない質問を繰り返す能勢についていきスクラップ場へとたどり着くのですが、まさかのそこが城山組でした。名古屋ではよくあるミラクル。

何故か謎々を持ちかけられたりしましたが、無事協力してくれる事に。
しかし今日はもう日が落ちてるし明日探しましょうと旅館を紹介してくれます。

狂気のマサカズ旅館。南の心はどんどん削られていく。

ついた先は冨田恵子演じる姉、マサ曽根晴美(主人公南役の曽根英樹実父)演じるカズが経営するマサカズ旅館
やたら一緒に泊まろうとする能勢が可愛い笑。

旅館の女将マサと従業員のカズもだいぶイカれてます…

ご飯はなぜかAコースとBコースだがAコースは準備がないためBコースのみ笑。
温泉ではマサがやたら巨乳アピールして背中流そうとしてきます…

そして朝食はなぜか赤飯で1人なのに3人分用意されてるし…

次の日にはなぜか能勢がケガしてるのも謎笑。

尾崎の行方を探すためマサとカズがイタコ的な感じで、なぜかカズが鞭で滅多打ち笑。
しまいには「霊なんて呼べないよー!」と泣きを入れる笑。

尾崎捜索2日目。手掛かりは小豆ともち米のみ。

どうやら尾崎は喫茶店に現れ、小豆ともち米を探してたらしいとの情報をゲット!
取り扱ってそうな所を巡るのですがそれもカオス全開笑。

どう見てもロシア人女性なのにアメリカ人と言い張る女性に辿り着きます。
しかもセリフを覚えられなかったのかカンペ読みまくり笑。
そして南と一緒にカンペを読むカットまであるという狂いっぷり笑。

特に深い意味はなく全然セリフ覚えないからカンペ使っただけで、面白かった為そのまま使ったそうです笑。

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やっとついに尾崎の行方を得られました!
まさかの昨夜マサカズ旅館に泊まっていたそうです!
朝食の赤飯は尾崎が集めた食材で作られたみたいですね。やっと話が繋がってきた!笑
急いでマサカズ旅館に戻る南。

しかし戻ってみるとなぜかマサが牛乳瓶に母乳を入れてカズが丁寧に瓶詰めしていました…笑
やたらとちょいちょい牛乳が出てきてたのですが、全部マサの母乳だったんですね…
怖っ!

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しかしついに尾崎の手掛かりを掴んだ南は昨夜尾崎が泊まった部屋で帰りを待ちます…

ついにタイトルの牛頭登場!まだだま超展開が続きます!

なぜか凍えるような寒い尾崎の泊まった部屋で待機する南。

そこに不気味な鳴き声が!
鳴き声の方を見ると頭が牛で首から下が人間になっている牛頭が登場…!(なぜかホルスタイン笑)
流石の南も気絶笑。そしてなぜかカズがマサの母乳を直飲みしているシーンが挟まれます。

監督によれば牛頭はこの子供っぽい体形に拘ったみたいです。このやたら頭だけデカい感じを出したかったとの事
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目を覚ました南は尾崎からの置手紙を見つけます!
そこには「処分場にて待つ」とのこと…
急いでヤクザ処分場に向かう南!

ついに辿りついたヤクザ処分場。もうここまで来ると逆にまともに見えてくるから不思議。

やっと冒頭で話のあったヤクザ処分場に着いた南。
どうやらもう尾崎は車ごと重機でプレスされペラペラになってしまっていました…
そして処分場には丹波さんがいます笑
ゲスト出演の為、長いセリフが覚えられないのでセリフは「なにを処分しにきたんや」しか言わない笑。

どうやら監督が棒でつついたら「誰を処分したいんや」っていうように指示出したみたいです笑。
その為出演シーンは会話が成り立たず、椅子に座ってるか仁王立ちしているだけ笑。

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ペラペラになった尾崎の皮にある入れ墨を見て本当に尾崎が死んでしまった事にショックを受ける南。(なぜかち〇こをやたら強調する処分場スタッフ。)

もう何回目かわらかないけどさらにまさかの展開!尾崎の兄貴が…

失意の南に謎の女が出現。なぜか晴れ着姿。
なんとその女は自身をお前の兄貴分の尾崎だと言います。
混乱する南でしたが、尾崎しか知りえない話を聞いてまさかと戦慄します…(またその内容がやたら下ネタばっかりでしょうもない話笑。)

とりあえず組事務所に戻る南と、自称尾崎と言い張る女。

その帰り道、2人は宿としてラブホテルに泊まるのですが、尾崎の兄貴と知ってしまってもその姿に欲情してしまう南。
戸惑いながらも寝ている女版尾崎に手を出そうとしてしまいます。
そしてなぜか自称尾崎の股間がうごめきます笑(これは小道具など使わずに実際に女優さんが股間に力を入れたりして動かしたそうです。)

突然目を覚ました女版尾崎が誘ってきますがなんとか我を取り戻した南。
南の心は尾崎の兄貴と目の前の美女の間で揺れ動きます。

石橋蓮司の魂のこもった熱演!オタマがまさかの使われ方…!

ついに組事務所に着いた女版尾崎と南。
女版尾崎は架空の組員の娘と身分を偽り石橋蓮司演じる組長に取り入ります。
スケベな組長は口ぶりを合わせ、女版尾崎を自宅に招き口説き始めます…

女版尾崎もまんざらではない様子で組長を誘惑します。
しかし組長はオタマで前立腺を刺激しないと事を行えない身体です笑

数あるオタマからハードタイプを選びどや顔笑

ミディアム、ハード、ベリーハード以外にもあるらしい…
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にしても石橋蓮司さんの演技力というか役者魂が凄い笑。
メイキングではオタマの角度にもこだわっていました笑。

南は女版尾崎を救う為、窓から組長宅へ突入します!
しかし突入するどころか屋上からぶら下がっているところを逆に組長に助けられるというヘタレっぷりを発揮笑。

助けてもらったくせに「兄貴は誰にも渡さない!」とかっこつける笑。

激闘の末、組長を殴りオタマに電撃を食らわせ倒し、見事女版尾崎を救い出します!
まさかケツに指したオタマをこんな使い方をするなんて…笑

©ASK

ついにラスト!感動のフィナーレ!誰も予想できないエンディング。

ついに女版尾崎を助け出した南は、兄貴と結ばれることになります。

ここから先は今更ですが、かなりの超展開の為ラストのネタバレだけしたくない人は注意!